近鉄奈良駅から小西通り、椿井を抜けて、ならまち大通りに出る手前、築100年の古民家を改装した日本料理店。店主は味吉兆や川波で腕を磨いてこられた方。1階はカウンターとテーブル席が2つ。2階は8人までの個室で小さな子ども連れも歓迎とのこと。今回は大和野菜や旬の食材を使ったお昼のおまかせコースをいただいた。「よろしくお願いします」からのスタートに緊張するかと思いきや、気さくなご主人のサービスに、もうデザートか、とあっという間の楽しくも美味しい1時間半であった。
*一寸豆の素揚げ、低温で3時間かけて作る名物厚焼き玉子、紅芯大根。

素揚げしたふきのとう、蓮根、干し柿の白和え。鰤の燻製。芹とホワイトセロリのみぞれ和え。*続きは上へ

客が来てから引く一番出汁を使った吸物。合馬のたけのこ、新物の生わかめ、卵豆腐、木の芽。

長崎の太刀魚は皮目を炙って、淡路の天然鯛、五島の剣先イカ。ちり酢、醤油、鮫肌でおろした山葵。あしらい。

五島ののさわらを揚げて菜の花の生姜餡かけに。素揚げした人参、底には夜須のトマトを焼いたものを敷いて。

丸大根、ふき、大和まな。出汁、塩、酒のみを使ったシンプルな味付けなので汁まで飲み干せる。

専属で仕入れる奈良県産ヒノヒカリのきつねご飯。若ごぼう、うるい。2杯目は蒸らされてまた違った味わいに。

白菜の塩漬け、宇陀の金ごぼう醤油炊き、赤かぶの漬物。新物の青のり、田舎味噌を使った味噌汁。

大豆を使った和風パンナコッタ。苺とベリーソース。丹波の黒豆を甘く煮たもの、チャービルで彩りを添えて。

香芝市の酒蔵、火入れをせずにほんのりやさしい甘みとフレッシュな後味が楽しめる。織部のぐい飲みで。

芋の味がしっかりと感じられる芋好きのための焼酎。蔵元は鹿児島南九州市。今回はロックでいただいた。
住所 | 奈良市東城戸町16-1 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-93-6222 | ||
営業時間 | 11:30~14:30 17:30~22:00 | ||
定休日 | 日・第3月曜日 | ||
駐車場 | 無 | ||
ホームページ | HP instagram |
【店舗外観・店内・メニューなど】