世界遺産「春日山原始林」の中に静かにたたずむ老舗料理旅館。明治36年、当時の県知事によって、要人をもてなす迎賓館として建てられ、数々の著名人も訪れたという。緋毛氈を敷き詰めた渡り廊下でつながれた部屋はすべて離れの造り。窓の外からは吉城川のせせらぎ、鳥のさえずり、木々を抜ける風の音が聞こえ、四季のうつろいが感じられる。今回は旬の食材をふんだんに使った器も盛り付けも美しい全8品の料理長おすすめ会席をいただいた。
*八寸 続き
慈姑蜜煮、金柑釜(いくら・おろし)、鶏肝錦、菊花蕪、カリフラワー柚子浸し、海老レモン、スモークサーモン(椿に見たてて)。
もっちりと濃厚な味わいの胡桃豆腐にコクのある海胆のソース。飾り切りした冬瓜、紅白なますをあしらいに。
すっきりと出汁を効かせた清汁仕立て。ふわふわの蟹真蒸、鶯菜(京野菜、蕪の一種)、舞茸、柚子。
モンゴウイカ。活けの車海老、頭は茹でて。まぐろの赤身、柔らかい蒸あわびは肝を添えて。穂じそなどあしらい一式。
鰆雲丹焼き、唐墨大根、海老芋おかき揚げ、海老レモン漬け、小袖寿司(縞鯵)、餅銀杏、*続きは上へ
きれいにサシが入ったA5ランクの山形牛のイチボ。焼き加減はお好みで。帆立、茄子、椎茸などの野菜。塩とタレで。
金目鯛とっくり蒸し。湯葉、菊菜、しめじ。さっぱりとしたスープ。ポン酢、ネギ、もみじおろし。
奈良県産こしひかり。なめことわかめの赤出汁、三つ葉。香の物(奈良漬・柴漬け・壬生菜)。
越後姫(新潟産、みずみずしいイチゴ)、林檎、コールマン(岡山産、冬が旬のぶどう)、ザクロ。
住所 | 奈良市春日野町158 | |||
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電話番号 | 0742-26-2021 | |||
営業時間 | 11:30~14:00 17:00~21:00 | |||
定休日 | 無休 | |||
駐車場 | 有 | |||
ホームページ | HP |
<店舗外観・店内・メニューなど>
<西大寺店でいただいたメニュー>
サンワシティの地下にある。旬の素材を使った会席料理は盛り付けも美しく、一品一品こだわったものばかり。今回は宴会でいただいた料理を紹介する。(15.12) 現在は閉店されています。
あん肝豆腐。イワタケ、もみじおろし、軸三つ葉。ねっとりとしたあん肝の風味。
なまこみぞれ和え・子持ち昆布の浸し・合鴨ロース・鮭手まり寿司・鯛子、慈姑煎餅。
きれいに透き通った出汁。帆立真丈に梅肉。青菜。あられの代わりのクルトンが遊び心。
鮪角造り、鰤重造り・鯛唐墨汚し、あしらい一式。シンプルなだけに新鮮さが伝わってくる。
聖護院蕪淡雪蒸し。とろっとした餡がかかる。ピンクのかわいらしい麩。山葵。
河豚と鱈白子のほう葉焼き。赤こんにゃく、椎茸、パプリカ、菊菜。味噌とほう葉の香り。
甘鯛で雲丹をはさんで揚げる。ブロッコリー・かぼちゃの天ぷら。塩でいただく。
御飯、香の物、赤出汁の食事があり、デザートの洋梨ゼリー。生クリーム、苺、ミント。
こんな場所に料亭があるなんて!!初めての時、驚きました。料理は文句無しに美味しいですよね。一回、こちらに宿泊したいものです。
今回は今ならキャンペーンに当たって行ってきました。
こんなことがなければなかなか行けませんよね。
私も奈良に長いこと住んでいますが、ここは初めてでした。
料理はもちろんのこと、雰囲気やサービスもとっても満足できる店でした。