鬼無里や与太郎といった個性的な店が集まる奈良うまいもん街、その一番奥にひっそりと佇む和食・日本料理店。店主は菊水楼で10年間修行された後、2005年に独立。店内はきれいに磨かれたカウンター、個室にもなるテーブル席、座敷席、しっとりと落ち着いた雰囲気。さりげなく活けられた花からも茶懐石の精神が伝わってくる。
料理はおまかせコースのみ、お昼は7品で4500円(今回はこちらをいただいた)と6500円、夜は9品で8500円から。店主の出身、広島・瀬戸内の魚介など旬の食材を使い、季節に合わせた器とともに目にも美しい一皿に仕上げる。

甘みのある剣先イカと香ばしい焼き松茸。茗荷のシャキシャキした食感と風味。秋らしいきれいな銀杏の皿で。

鱧と松茸の吉野仕立て。鱧には梅肉を合わせて。松茸の香り。三つ葉。くず粉でとろみを付ける。

アマテガレイ、白エビ。瀬戸内海で獲れるアマテガレイは淡泊、もっちりとした食感。濃厚な甘みの白エビ。

柿なますの胡麻クリームがけ、キノコといくらの和物、蟹と水菜、イチジクの田楽、手鞠寿司、大徳寺麩、丸十、枝豆。

焼茄子と穴子、法蓮草の炊き合わせ。直火で香ばしく焼いた茄子は熱々、ふんわり柔らかい穴子をあんかけで。

しめじご飯、きれいな出汁の吸い物ははまぐりとわかめ。壬生菜、大根の漬物。ご飯はお替わり自由。

ピオーネ(黒ぶどう)のゼリー寄せ、幸水。秋らしく紅葉の葉をあしらって。鮮やかなブルーの皿で。

美吉野醸造、奈良県産米を100%使用した純米酒。きりっとした味わいが和食にもよく合う。
住所 | 奈良市角振新屋町10 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-24-1070 | ||
営業時間 | 12:00~14:00 17:30~21:00 | ||
定休日 | 水曜日 | ||
駐車場 | 有料P有 | ||
ホームページ | HP |
【店舗外観・店内・メニューなど】