奈良の銘酒「春鹿」が好きな人たちが集まって、昼間から飲むための場所を作ったのが始まり(現在は夕方からの営業)。もちろん主役はこの酒で、辛口の春鹿にあう料理を出す。歴史を感じさせる純和風の建物は昭和九年に建てられたもの。入口すぐはL字型のカウンター、奥には個室もある。写真はたけのことすけこの煮物。すけこは生たらこ、出汁を含んで上品な味わい。筍、オクラ。木の芽を合わせて。奥は期間限定の純米吟醸生酒。ふくよかな甘みが料理を引き立てる。
住所 | 奈良市今御門町27-4 | ||
---|---|---|---|
地図 | |||
電話番号 | 0742-26-4703 | ||
営業時間 | 17:00~21:30 | ||
定休日 | 日曜日 | ||
駐車場 | 無 | ||
ホームページ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【その他のメニュー】
料理は旬の食材を使い、春鹿に合うように考えられたもの。純和風の料理を中心に少し洋や中華のエッセンスを取り入れる。一品は600円ぐらいからあるが1000円前後が中心。酒は白滴や極味、ときめきなど春鹿醸造元のものが並ぶ。

かつおの角煮、厚揚げ、青菜の煮びたし、きずし、ほたるいか。小ビール。

こっくりとした味わいに酒も進む一品。
<2008年3月にいただいたコースメニュー>
5品のコースと追加で頼んだもの。一品目から早速辛口の春鹿に合うものが出てきて、飲む方もついついペースが上がってしまう。(08.3)

突き出しはホタルイカの沖漬け。お造りは鯛・まぐろ・いかの3種類。

きれいに透き通ったつゆはすっきりとした味わい。つみれ入り。

サワラの西京焼き。旬のサワラを味噌漬けにして炙ったもの。ししとう、棒生姜。

れんこん饅頭、たけのこ、菜の花、海老。季節の素材を優しい味付けで。

アイナメのあられ揚げ。香ばしい衣の中には上品な白身。ししとうの天ぷら。

ゆば鍋。とろとろの湯葉をすくっていただく。具は麩、白菜、えのきなど。

一品で注文した。アナゴの稚魚。つるんとした食感が楽しい。ねぎ、もみじおろし。

ぷるぷる食感のわらび餅と桜餅。
<2007年3月にいただいたコースメニュー>

ホタルイカの沖漬け。新鮮なものなのだろう。きれいなつやにこの後の期待が高まる。

新鮮な造りの盛り合わせ。この日は鯛、鮪、海老の三種類。花紫蘇を添えて。

炊き合わせ。小芋、筍、刺身ワカメ、麩を卵で巻いたもの。丁寧な仕事が伝わる。

さわらの塩焼き。木の芽を使ったたれと桜の花で春らしい一品に仕上げてある。

ホタテの貝柱とキュウリの酢の物。この後、ご飯とデザートが出てコースの締めになる。

鴨ロースの塩焼きを白ネギに巻いてある。まさしく鴨ネギ状態。さっとレモンを搾って。

ほんのりと苦味を感じる春の味。旬の味覚をサクッと香ばしい天ぷらでいただく。

歯ごたえはあるが、噛めばかむほどじんわりと味が出る。レモンでさっぱりと。