餅飯殿商店街、夢キューブの角を入った辺りは古い建物が多く、風情ある街並みが残る。ここ一楽は昭和29年創業、老舗の炉端店。店内はL字型のカウンターのみ、昭和歌謡が流れ、レトロなグッズやポスターが飾られる、天井からぶら下がった色褪せたメニューはなんと創業当時のもの、ここだけ時が止まったかのような空間が広がる。この雰囲気に魅せられて外国からの観光客も訪れる(英語メニューあり)。メニューは焼き鳥、おでん、一品料理など。定番だけでなく、その日のメニューもある。大将は3代目、温かい接客に気持ちよく飲ませてもらえる。

お通しは日替わりで6種類から選ぶことができる。今回はポテトサラダとカツオのタタキをいただいた。

おまかせの5種。大根、玉子、ちくわ、こんにゃく、串に刺さった鶏だんご。優しい味わいの出汁で。

焼き鳥は2本単位。味はおまかせでと注文するとなんこつとひねは塩で、つくねはタレで供された。

牛串は一本単位。くにゅっとした食感が楽しい国産牛のタン。牛はカッパ、タン、ハラミと日替わり。

牛バラ肉の皮と脂の間の部位。適度に脂が付いて、歯ごたえがあり、編むほどに味わい深い。

炭火でじっくりと焼いて皮をむいた茄子。とろける味わいに炭火の香り。かつお節と醤油で。

種を残して、プチプチ感も楽しめる。野菜は他にしいたけ、じゃがいも、玉ねぎ、とうもろこしなど

外の看板にも書かれる名物メニュー。こんにゃくは入っておらず、すじ肉のみ。こってりとした味噌だけでも酒が進む。

これを目当てに来る客もいるという名物メニュー。皮、餡ともに手作り感がある。自家製のタレと辣油で。

昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で生まれた焼酎ハイボール。1本で2杯飲めるので、ちょっとお得。

左は店主が飲んで味に惚れ込んだという黒糖焼酎 加那。音楽を聴かせて熟成する一楽人気の品。右は粗絞りピーチ。
住所 | 奈良市南市町17(一楽) | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-22-2135 | ||
営業時間 | 18:00~23:00 | ||
定休日 | 月・火曜日 | ||
駐車場 | 無 | ||
ホームページ | facebook instagram |
【店舗外観・店内・メニューなど】