やはりここ、うならせる味である。1日40皿限定、予約はほぼ必要だが、一枚の量が少なめなので、できれば せいろといなかの両方を取り置いてもらうのがいい。車通りから中に入った静かな場所、今西家書院の離れを使った数寄屋造りの建物は風情ある落ち着いたたたずまい。写真はせいろを梅たたきの水蕎麦で。石臼挽き 十割、細めのそばはみずみずしく、繊細で上品な味わい。汁でなく水というのに はじめは戸惑うが、味の濃い汁でなく水でいただくと、そば本来の味が感じられ「なるほど」と納得する。さらに塩でいただくとそばの甘味が際立ち、梅たたきはさわやかな風味が楽しめる。ミシュラン1つ星。ユーミンが雑誌のインタビューで最後の晩餐に選んだという逸話もあり。
住所 | 奈良市福智院町23-2 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-27-6868 | ||
営業時間 | 11:30~13:00 18:00~21:00 | ||
定休日 | 日・月曜日・土曜日の夜 | ||
駐車場 | 問い合わせ | ||
ホームページ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【その他のメニュー】
そば本来の味を楽しんでほしいという理由から、そばはざるのみ。予約で取り置いたそばに、当日、おろしや山かけなどを追加するか聞かれる。そば豆腐やそばがき、そば団子などは当日でもほぼあるが、これらも予約のときに言っておいた方が確実。夜は1日2組限定の蕎麦遊膳(コース)のみ。

挽きぐるみの田舎そばはせいろよりも少し太め。さっくりとした味わい。薬味は大根おろし。

100%そば粉を使った蕎麦豆腐はつるんとした食感。塩味の雲丹とかえし、わさびで。

とろりとしたポタージュ系のそば湯は、滋味あふれる味わい。ほっとする味。

30秒で茹で上げるという蕎麦は喉ごしさわやか。おろしでさっぱりと。(05.6)

山かけはぶっかけで大胆に。蕎麦の味を引き立てているのはさすが。

オリジナルの醤油か岩塩でいただく。とろっとふんわりした味わい。