一条通、野狐庵や石さん家などがあるビルの奥にある。カウンター13席の真ん中にはきれいに磨かれた鉄板。店主の伊達さんはこの店で23年、その前の店から数えると40年以上のキャリアを持つ。全国からその時にいいものを選んで仕入れる肉や魚などの食材が目の前で料理されていく様子はみているだけでも楽しい。店主はワインにもこだわりを持ち、モルドバやブルガリアといったあまり知られていないような国のものも仕入れる。
今回はランチから3000円と5000円のコースをいただいた。

鉄板で軽く焼いたバゲットに岡山、吉田牧場のチーズ、カチョエペペ。

サーモン、鯛、カンパチ、イカ、ホタテ。わさび醤油やサラダとともに。

鯛とホタテのブールブランソース(バター・生クリーム・白ワイン)リゾット添え。

目の前の鉄板で丁寧に焼き上げる。柔らかくジューシーな旨みが口に広がる。

ステーキソースで炒めたもやしは適度にシャキシャキ感を残して。

ご飯、味噌汁、漬け物。ステーキを半分ほどいただいたところで供される。

デザートを遠慮すると吉田牧場のカマンベールとワインを追加してくれた。
【3000円のコース】
ここから3000円のコース。カナッペ、食事は5000円のコースと共通。

違いはイカ、鯛、ホタテがなくカンパチ、サーモンの2種類になる。

5000円コースとの違いは鯛のポワレが付かないところ。ソース、リゾットは同じ。

5000円のコースとの違いは量だけ。ちなみにディナーとの違いは端を使うところ。

少し固めの昔ながらのプリンとバニラアイス。どちらも手作り。

食後のドリンクはコーヒーか紅茶。
【ワイン、テイクアウトなど】

ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・サン・ヴァンサン 2016。きりっとしたフランス、ブルゴーニュの白。

ラダチーニ ブラン ド カベルネ。モルドバのワイン。すっきりとしながらフルーティーな味わい。

テリッシュ・ワインズ・カベルネ・ソーヴィニヨン。ブルガリア産。やや重口でステーキとの相性もばっちり。

コースでいただくものと同じヒレ肉を使った丼。もやし、にんにく、マッシュルームなどの野菜とともに。3500円。
住所 | 奈良市法蓮町412-1 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-23-1600 | ||
営業時間 | 11:30~ 17:00~(要予約) | ||
定休日 | 火曜日(祝営業) | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【以前いただいたメニュー】
この日の肉は鹿児島産。予約時に夫婦二人でいろいろなものをいただきたいとリクエスト。一つは普段出している2000円のランチ。それに「同じ料理が出ないように、さらにあわびをつけて」とお願いして10000円のコースを組み立てていただいた(要するに12000円で二人分の料理ということだが)。ワインもいただいて贅沢なランチとなったが、大満足であった。(07.12)

まず一皿目は目の前でさばかれる新鮮な石鯛。こりっとした弾力性のある歯ごたえ。

脂ののったサーモンとフレッシュハーブのサラダ。さっぱりした醤油ベースのドレッシング。

ホタテをレアに焼いて、バターと自家製ソースで味を付ける。シンプルながら奥深い味。

生のたら白子を表面だけカリッと焼く。香ばしさと、とろりとした味わいが何とも言えない。

生きたまままるごと鉄板へ。体をくねらせているのを見るとちょっとかわいそうになるが、後への期待が高まる。

あわびとレンコン、肉厚の椎茸を一皿に。それぞれの食感の違いが楽しい一品。コクのある肝がまたgood。

こちらはランチ用の肉。塊の肉の端を使うので安く提供できるが、味は同じ。ただし、数には限りがある。

サシが見事な九州産A5のヒレ。柔らかく口の中でとろける。後ろは口直しにと出された蕪。まるでフルーツ!