春日大社などからの誂え菓子を手がけてきた店主がならまちに店舗を出した。「和菓子の味は畑から、職人は食感を表現するだけ」という。写真奥はみよしの。奈良吉野の本葛と丹波小豆のこし餡で作る葛焼き。時計回りにあさがお、ひさご、露草。生菓子は季節によって種類が変わる。左は小種、サクッとした食感に和三盆の蜜のほのかな甘み、絵柄も楽しい。店内でも食べられるスペースがあり、和菓子の他、ぜんざいやかき氷(夏期)もいただける。
住所 | 奈良市中院町22-3 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-22-8899 | ||
営業時間 | 9:00~18:00 | ||
定休日 | 水曜日 | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ | http://www.kasiya.jp/ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【カウンターおまかせ和菓子のコース】
目の前で作られる出来たての和菓子(上生菓子2種・干菓子・半生菓子・お茶3種)がいただける予約必須のコース。店主の和菓子に対する情熱が伝わってくる語りと奈良漆器や赤膚焼などの美しい器に約1時間があっという間に過ぎていく。

コースのスタート。やさしい甘さの小さな干菓子はラムネのような味。香ばしさが立つ水出し番茶と合わせて。

備中白小豆のこし餡に、つなぎは3年間寝かせあくを取った青森の山芋。馬毛の濾し器を使ってふんわりをした食感に。

熱々のうちに餡を包みしばらく冷ましてから出される。ケニア、ガチャミ農園のコーヒーを合わせて。

しっとりとした餡をはさんだ最中は熱々、直接手渡しで。サクッとした食感は消費期限1分。

一煎目は馬上杯で香りを、2煎目は少し濃くなり味の深みを楽しむ。同じお茶でも違いがわかって面白い。