宇陀の山あい、築160年の古民家を改装したそば処。長野や和歌山の有名店で修行したという店主が故郷に帰って2006年に開業。店主こだわりの常陸秋そばを自家製粉、打ち立て茹で立てで供する。そばは細いものの、コシがあって香り高い。料理はつゆを除いて動物性のものを一切使わない精進料理。器やテーブルのしつらいからも店主のもてなしの心が伝わる。
そばはもり、辛みおろし、かけ(冬期のみ)の3種類。これに季節のそばがあり、この日は冷やかけがあった。そば以外のメニューとして、野菜の箱寿司、季節の野菜の天ぷら、そばがき、酒の皿(お酒を注文した人のみ)、デザート。予約でコース料理もいただける。

きりっと冷えたつゆ、コシの強いそば。三つ葉、もずく、モロヘイヤ、ナスタチウム、レンコン。

茄子梅肉、舞茸、南瓜、人参、長芋、オクラ、甘長唐辛子、モロッコいんげん。軽く塩を振ってある。

季節の野菜の箱寿司。この日は茄子を湯葉で巻いて。中には昆布、紫蘇。胡瓜の浅漬け。特別に2個で。
住所 | 宇陀市榛原自明1362 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0745-82-0053 | ||
営業時間 | 11:30~12:30 (コース13:00~14:30)17:00~20:00 (夜は要予約) | ||
定休日 | 月・火曜日 | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ | HP facebook |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【以前いただいたメニュー】
精進膳 一の膳という野菜を使ったミニコース(写真1枚目から5枚目)。漆塗りや骨董の皿に小さく花をあしらい、見た目にも美しい。6枚目と7枚目は単品からのメニュー。(07.3)

ワケギのぬた和え、ふきのとうが入ったそば味噌は春らしい苦み、プチプチとはじけるそばの実。

前菜は一皿のときもあるようだが、この日は分けて。揚げたじゃが芋と茹でたスナップえんどう。黒ごまのたれ。

殻を取った丸抜きでやや緑がかった色。つるっとしたのど越し。追加料金で殻付きの手挽き(十食限定)に変更可。

炊いた後、数日間寝かせるという玄米ご飯は歯ごたえもあり、もちっとした食感。庭で採れた土筆と塩昆布、漬物。

とろみをつけたやや濃いめのタイプで、小さな漆塗りの器に入れて供される。そばつゆは足りなければ追加も可。

コシのある細めの蕎麦と鰹のきいたつゆがよく合う。辛味大根も2種類が用意され味の違いを楽しむことができる。

かき揚げ、エリンギ、薩摩芋、じゃが芋(ふきのとうの衣)、椿のつぼみ。甘みや苦み、食感に変化がある。