この記事は奈良以外グルメ図鑑です。
ある日、夫婦でテレビを見ていると南自由軒が紹介されていた。 ここは飛田本通商店街にある老舗洋食店で、20年ほど前に行ったことがある。私の記憶ではよくある赤黄のものではなく、一風変わったオムライスだったというぐらいだが、嫁さんの口から出たのは「この店ベビーカーで入ろうとしたら嫌な顔された」であった。私はそんなこと全く覚えていなかったのだが、嫁さんいわく、女性は子どもが病気やけがをしたことなど、ネガティブな記憶ほど鮮明に覚えているらしい。これは子どもを育てるために必要な能力なんだそうだ。(TдT)
イタリアに旅行したとき、ローマの教会で壁際に懺悔室がずらりと並んで、現地の人たちが一生懸命祈っていた光景が思い出されたが、私も懺悔室に飛び込みたい気分であった。
この日、私はたまたま動物園駅にいた。時刻は午後3時過ぎ、ちょうど飲食店はアイドルタイムの真っ只中である。そういえば、このあたりに南自由軒があったはずだ。私はどこにどんな店があるかという記憶に強いが、そんな能力は全く重要ではない。

商店街の中ほど、20年前にこんなものがあったかな、と思うような大きなオムライスのオブジェがあって、ちょっとびっくりしたが、店構えも前来たときよりもきれいになっている。調べてみると、閉店とか移転とか復活とかいろいろあったみたいである。
店内に入ると、私より少し年下らしいご夫婦がいて、先代から代替わりしていると思われる。ベビーカー問題も現在は大丈夫そうだ。

店内は長いカウンターと小さなテーブル席が2つ。ソファーっぽい椅子とか、天井からつるされたワイングラスとか、なかなかしゃれた雰囲気で今風じゃないか。
壁には有名人のサインがずらりと貼られていたが、達筆すぎて誰が書いたのかは全然わからなかった。

メニューもきれいにはなっているが、オムライスを中心に洋食系が並ぶところは変わらない。当たりまえだが、値上げはしていて、オムライスは600円から。小・並・大盛りとサイズが選べるようになっている。やはり一番の推しはオムライスなのだろう、オムライスと〇〇といったセットメニューも増えていた。
午後3時という時間もあって、オムライスの “小” を注文。

ケチャップ風味のご飯に牛肉、玉ねぎ、薄焼き卵の上には、牛すね肉を煮込んで作ったデミグラスソースはあんかけのような甘めの味。グリンピースの緑色がかわいらしいアクセントになっている。昔ながらの優しい洋食の味わい。
小をいただいたが、普通サイズといっていいだろう。彩華も小が並サイズだから、こういう店もよくあるのかもしれない。
前に食べたのが、20年近く前なので、味の記憶は定かではないが、変わっていようが、いまいが、目の前のオムライスがうまければそれでよし。小腹を満たして、私は店を出たのであった。
| 住所 | 大阪府大阪市西成区太子1-11-5 | ||
|---|---|---|---|
| 地図 | |||
| 電話番号 | 06-6641-0404 | ||
| 営業時間 | 11:30~22:00 | ||
| 定休日 | 火曜日 | ||
| 駐車場 | 無 | ||
| ホームページ | |||
【以前いただいたメニュー(09.2)】

創業105年の88年目のオムライス。牛肉にこだわり、ソースもきっと創業から現在まで変わらないのだろう。

サクッと上がったビフカツに、この店オリジナルの甘めのデミグラスソースがたっぷり。洋食の王道の味。

広島産生食用の牡蠣をサクッと揚げて。7個入り。定食はライス、サラダ、みそ汁付き。当時750円。
【以前の店舗外観・店内・メニューなど(09.2)】












