帝国ホテル内の久兵衛で10年間修行した後独立。店内はカウンターのみ8席でBGMもなく凛とした雰囲気が漂う。寿司はすべて醤油は出されずに味を付けた状態で供される。味は魚やその日の流れでポン酢にしたりわさび醤油にしたりするそう。本当の江戸前寿司がいただける。今回はお昼限りの特別メニューをいただいた。

最初に出されるワカメポン酢。無くなれば追加で入れてくれる。箸やすめにもぴったり。

熟成させ、昆布で〆た鯛はねっとりと柔らかい。複雑な旨みが口に広がり、少し甘めのシャリによく合う。

旬の墨烏賊を握りで。ねっとりとした食感とじんわりとした甘み。塩と酢橘の汁でさっぱりと。

しっかりと身が締まったいわしは脂がよく乗って濃厚な旨み。軽く煮きりを塗り、しょうがを添えて。

大とろを握る前には生か炙りか聞かれる。生はまぐろ本来の濃厚な脂の甘みが口に広がる。

表面を軽く炙った大とろはほどよく脂が溶けて、にんにく醬油で上品な肉を食べているかのような味わい。

軽く炙ることで甘みを引き出すとともに香ばしい風味も加わる。塩と搾った酢橘でさっぱりと。

蒸したすぐの海老はほんのりと温かみが残る。ネタとシャリの間に挟んだみそが海老の甘みを引き立てる。

築地から仕入れた本まぐろの赤身をヅケで。中まで味が染み渡りとろりとまろやかな味に。江戸前鮨の一品。

なめらかな食感の茶碗蒸し。具はしいたけ、白身魚、ゆり根、三つ葉とシンプル。

じっくりと煮あげてツメで味を付けたものと、炙ってさくっとした食感の“塩と擦り柚子皮”の2種類の味が楽しめる。

生のアオサの味噌汁。磯の味が感じられる。

梅しその酸味をきゅうりが和らげる。

〆に登場する玉子焼き。きめ細かく、なめらかな舌触り、柔らかな甘みはまるでカスタードのよう。

コースが終わって追加した品。海苔で巻かずに塩だけで。うにの甘みと磯の味がダイレクトに伝わる。
住所 | 奈良市右京3-2-5 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-71-4446 | ||
営業時間 | 17:30~22:00 | ||
定休日 | 水曜日 | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【以前いただいたメニュー】

突きだしとして出される品。とろっとした食感。おかわりできる。

つるつるとした食感。ポン酢を塗ることで爽やかな香りが広がる。

アオリイカ。切れ目を入れて塩で味を付ける。ねっとりとした食感。

この日の光り物はいわし。生姜でアクセントを付けて。

生か炙りか選ぶ。仕上げにニンニクを塗って香りを付ける。

炙ってから塩とすだち。帆立の甘みが際立つ一品。

軽く茹でて半生の状態で供される。海老味噌入り。

まぐろは築地から取り寄せるそう。だしの旨みが感じられる。

白身の魚、椎茸など、具はシンプル。だしの味がしっかりと。

生の青のりが入って磯の香りが濃厚に感じられる一品。

半分は塩で半分は甘ダレで。口の中でほろほろっと崩れる。

梅しそときゅうり。目の前で巻いてくれて海苔もパリパリ。

きめの細かい滑らかな食感はまるでカスタードクリームのよう。

バニラアイス。