ならまちで食べられる本格中国料理。脂っこい、大皿、回転卓などの中華料理のイメージを変えたいと22年前にこの地にオープン。昼夜各一組の完全予約制でコース料理は10000円から(暖簾を出さないのは予約なしで来られる客さんを断るのが心苦しいから)。
カウンターからはキッチンで調理する様子が見られる。雰囲気といい、素材、味、演出も含めて充分満足できる。予約のときに「前に来られたことはありますか?」「苦手な食材はありますか?」と聞かれるのは、客に合った料理を組み立てるため。もちろん食べたいと思うものをリクエストすることもできる。今回、酔っ払い海老はぜひとお願いした。

トコブシの煮付け。宇陀産唐辛子とじゃこの炒め物。

旬の三度豆に辣油、みがき胡麻、揚げたネギのソースで。

若鮎酢の物。天然の若鮎を山椒、唐辛子と南蛮漬けに。頭からまるごといただける。

北海道産のボタン海老、ウニ、帆立をニンニク、鷹の爪風味の紹興酒ソース。

ミディアムに焼かれた大和牛はボリュームもある。紹興酒と黒胡椒のソース。ヤングコーン、アスパラガスなどの彩り野菜。

卵白を固めてから殻に戻し蒸し固める。あんにはほうれん草を凍らせてから揚げ、天かす風にしたものが入る。

片栗粉を使わずサンザシでとろみを付ける。柔らかいヒレ肉、パイナップルの果肉入り。

活けの車海老を紹興酒に漬けて静かになったころスープでさっと茹でる。

生姜とねぎのあっさりスープ。酔っ払い海老を作ったときに海老をさっとくぐらせたもの。

100%もち米を使ったおこわのような炒飯のようなご飯。干海老、卵の黄身、蓮の実入り。

手作りの杏仁豆腐はソースなしで本来の杏仁の味を楽しむ。キンキンに冷やしたスプーンで。

金木犀の花を白ワインに漬け込み熟成させたもの。甘く芳醇な香りで食前酒にぴったり。

中国では漢方としても用いられる杏。完熟の杏を丸ごと仕込んだワイン。

中国で最高級とされる古越龍山のカメ出し紹興酒。甕で熟成され旨みが増す。
住所 | 奈良市鵲町15-3 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-27-2600 | ||
営業時間 | 11:30~15:30 17:00~22:00 (完全予約制) | ||
定休日 | 不定休 | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ | http://www.to-chi.com/ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【以前いただいたメニュー】
左上から 豆腐(100%ごまソース)/ゆで豚・くらげ(中国パセリ添え)/中華風牛肉のステーキ(粒胡椒で)/びっくり卵(黄身がない)/酔っぱらい海老(スープでゆでて供される)/炒飯/杏仁豆腐