菖蒲池駅南口から徒歩2分、カウンター8席のみのこじんまりとした店。店主は老舗天ぷら店「銀座・天一」の支店で長らく勤めていたが、ここあやめ池で独立開業された。メニューはコースのみ(追加の単品はできる)で、目の前で揚げたての天ぷらが一品ずつ供される。タネは旬のものを中心に、郡山の市場へ出向いて仕入れたもの。
今回は海老2品、野菜3品、かき揚げ1品、御飯、赤だし、香の物 の「梅」コース(「梅」コースでも魚が入ったり、コースの内容は仕入れによる)と車海老2品、魚2品、野菜4品、赤だし、香の物、デザート、かき揚げ1品と御飯もしくは小天丼か天茶 の「竹」コースを二人でシェア。写真は店主の計らいで半分に切ってもらったりしているので、どれが「梅」でどれが「竹」か、また、量・数もあいまいなのであしからず)。
店主ひとりで切り盛りされているが、カウンター越しに見るてきぱきとした動き、また、ユーモアたっぷりの店主との会話も楽しい。

突き出しはもずくととろろ。天ぷらにつけるのは塩(好みでレモン汁)、カレー粉、おろし入りの天つゆ。

車海老が付く「竹」コースの最初の品。カリカリに揚げられた海老の足。軽く塩をつけていただく。

「竹」コースの車海老と「梅」コースの赤海老。結果的に食べ比べになった。半生の車海老の甘さが印象的。

ぷっくりと肥えた椎茸の笠の中には海老のすり身、ジューシーな旨み。やわらかく甘みたっぷりの玉葱。

ウロコを残してパリパリの食感の甘鯛。ほろほろとくずれる身も甘い。しゃくっとした食感のヤングコーン。

一本で揚げたアスパラガスを一口サイズに切って供される。旬のさつまいもはホクホクとした甘み。

「竹」コースから。サクッとしたころもの中はとろとろミルキーな白子。熱々なのでやけど注意。

からりとあがった舞茸天はサクサクと歯切れがいいのが特徴。軽く塩をふっていただくのがおすすめ。

奈良県産の万願寺唐辛子は肉厚で甘みがある。みずみずしい丸茄子はおろしたっぷりの天つゆで。

シャクシャクとした食感が楽しい。カレー粉をつけることで熊本名物の辛子蓮根をイメージした一品。

きっちりと骨切りされたハモは旨みたっぷり。この品のときに梅肉が付く。淡白な白身によく合う。

天ぷらには小さめのサイズの方がおいしいとのこと。カレー粉でいただくのが「天一」ならではの食べ方。

海老のかき揚げの揚げたてを甘めのつゆにどっぷり漬けた東京風の天丼。しじみの赤出汁、香の物3種付き。

「梅」には最後にご飯が付くが+200円で天茶か天丼に変更できる。かき揚げを乗せたご飯をお茶漬けに。好みで山葵を。

「竹」コースに付くデザートはアイスクリーム。抹茶か柚子から選ぶ。さっぱりと〆。
住所 | 奈良市あやめ池南6丁目1-41 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 050-34425864 | ||
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~20:00 | ||
定休日 | 日・第2・4月曜日 | ||
駐車場 | 問い合わせ | ||
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