この記事は奈良以外グルメ図鑑です。
「パンケーキ食べたい~パンケーキ食べたい~ 蒲田は地獄」という夢屋まさるさんのネタがあったが、本当にそうなんだろうか。ただ、どんな街でもある人にとったら天国で、ある人にとったら地獄だということはあり得る話で、それ自体不思議ではないのだが、そのネタの時に周りの芸人たちが「こらこら」と笑いながら突っ込んでいたから、東京に住む人にとったら何らか「わかるわかる」の部分があり、だからこそ、このネタで笑えるのだろう。
蒲田は羽根つき餃子発祥の街である。今や王将の冷凍餃子でも羽根つきが大々的に喧伝されており、今や羽根つき餃子は全国的に一般化されたメニューになったといえるだろう。その原点が蒲田にあるというのだ。ぜひ行ってみたい。その店は京急の駅からすぐなのだが、接続が悪かったので、私たちはJR蒲田駅から歩いていくことにした。昼から開いている立ち飲みの店とか、派手なネオンサインとか、下町の風情が感じられる道をゆっくり歩くこと約10分、你好本店に到着した。この店は蒲田の中でも羽根つき餃子発祥の店として知られている。店前でタバコを吸う人の横を通って店内に入ると意外と小ぢんまりとした印象。それでも人気店なのは間違いなく、昼の時間帯はとっくに過ぎていたが、ほぼ満員で、近くにある別館への誘導もされていた。オーダーは今風のタブレット。まずは何といっても焼餃子。きれいな四角の羽根をまとった餃子は5個330円。王将が7個341円、高知の安兵衛が7個600円だから、まあ、良心的な値段である。箸を入れるとパリッ羽根が割れる音がして、食欲がそそられる。皮は薄め、中は肉汁がたっぷり。味はあっさりめなので何個でも食べられそう。この後、餃子のはしごをする予定なので、1人前にしておいたが、この餃子があるだけで蒲田はじゅうぶん天国なのではないか、とそんなことを思ったのであった。住所 | 東京都大田区蒲田4-24-14 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 03-3735-6799 | ||
営業時間 | 11:30~22:00 | ||
定休日 | 不定休 | ||
駐車場 | 無 | ||
ホームページ | HP |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【その他のメニュー】
客のほとんどが羽根つき餃子を注文するが、ゆで餃子、ニンニクタレかけ餃子、エビ茹で餃子、水晶エビ蒸し餃子、蒸し餃子など、餃子だけでもメニューが豊富。これに中華一品料理もいろいろあるのだから、何度訪れてもあきることはないだろう。