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枯淡

新大宮からすぐながら、ビルの奥へ進むとしっとりと落ち着いた空間があらわれる。松の木の一枚板のカウンターに奥には個室もある。菊水楼で長く勤めた主人が作る料理は奇をてらわず素材の味を活かしたもの。それでいて、一つ一つの料理に丁寧な仕事がほどこされ、店主の料理に対する姿勢が伝わってくる。今回はアラカルトをいくつかチョイスしていただいた。

*和歌山県有田でとれるわかめに似た海藻。柔らかくシャキシャキとした食感。春先の数週間にしかとれない。

突き出し
自家製卵豆腐に蟹、菜の花。土佐酢でさっぱりと。後ろはノンアルコールスパークリングワイン。
赤貝わけぎぬたあえ。
くにゅっとした食感の赤貝と甘みのあるわけぎを酢味噌和えに。旬の素材の組み合わせが春を感じさせる一皿。
お造り盛り合わせ
この日のおすすめをおまかせで。生まぐろ赤身、天然シマアジ、紋甲いか、甘えび、クラウンサーモン、新物鳥貝、天然石鯛。
甘鯛骨蒸し
甘鯛の頭の部分を焼いてから出汁で蒸す。*ひろめ、筍、舞茸、葱など。旨味が出たスープも飲み干したい。
本日のごはん
ちりめんじゃこご飯、山椒を効かせて。香の物(昆布・大根漬)付き。この日のもう一種類は豆ご飯。
住所奈良市大宮町6-2-17 千曲ビル1F
地図
電話番号0742-33-8817
営業時間11:30~14:00(火~土 要予約)17:30~21:00
定休日日曜日
駐車場
ホームページHP instagram

【店舗外観・店内・メニューなど】



【以前いただいたのメニュー】
7500円のおまかせコースから。8名ほどの部屋もあるので小さな会食にも使える。(12.3)

突き出し
ホタルイカ・飯蛸旨煮・三度豆のごまクリーム・くらげ梅肉和え・大徳寺麩(辛子を挟んで)、玉子蒲鉾。
お椀
アイナメには表面に少しとろみをつけて口当たりよく。梅肉、卵豆腐、菜の花、舞茸。すっきりとした出汁。
向付
石鯛、アオリイカ、関アジ、マグロ赤身。アオリイカのねっとりした食感が印象的。本わさび、菊花、浜防風。
八寸
穴子の飯蒸し。柔らかくふんわりと口の中でくずれる穴子。その下には穴子の香りをまとったもち米。
鉢肴
甘鯛のみぞれがけ。軽く焼いた甘鯛にたっぷりと蕪のみぞれをかける。出汁がかかってさっぱりとした味。
強肴
季節の野菜を使った上品な味付けの炊合せ。小芋、南瓜、法蓮草、山芋、鹿児島産若筍、木の芽。
メイン
炭を熾した飛騨コンロでいただく大和肉鶏の朴葉焼。少し焦げた味噌の香ばしさが食欲をそそる。
食事・デザート
塩加減が絶妙の豆ご飯。イチゴが入ったアイスクリーム。どちらも春らしさを感じさせる一品。

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