天理にある近藤豆腐店直営の豆腐料理店。築180年(登録有形文化財)の町家は河瀬直美監督の「沙羅双樹」での舞台にもなった。しばらく休まれていたが復活。今のところメニューは限定されており、写真は田楽ランチ。まず、濃度の高い豆乳が供され、その後、お膳が運ばれる。香ばしく焼かれた味噌田楽が9本、これにおぼろ豆腐(はじめはそのままで、次に喪塩で、その後出汁醤油でと3度楽しめる)、ひろうすの煮物、おから、吸い物、黒米御飯、香の物。今後、メニューも増やしていく予定。
住所 | 奈良市西新屋町44 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-26-4694 | ||
営業時間 | 11:00~14:00 | ||
定休日 | 月・火曜日 | ||
駐車場 | 無 | ||
ホームページ | HP |
【店舗外観・店内・メニューなど】
<汲み上げ湯葉コース>
お昼のコースは雪・豆腐堪能コース(8品・2000円)と椿・汲み上げ湯葉コース(12品・3200円)の2種類。写真は汲み上げ湯葉コースだが、豆腐堪能コースに付かないのは三種盛(1種になる)と汲み上げ湯葉、おぼろどうふ、白和えの4品。どちらにしてもコストパフォーマンスは高い。(06.12) 現在コース料理の提供はされていません。

国産大豆エンレイとフクユタカ・濃度15度の豆乳。大豆含ませ、豆乳寄せ(抹茶味)、みそ漬け(とんぶり・クコの実)。

固まる前のくみ出し豆腐。まずはそのままに、次に藻塩、最後は割り醤油で。3回に分けて味を楽しむことが出来る。

柔らかい朝汲み湯葉をお刺身感覚でわさび醤油でいただく。とろっとした口当たりで大豆の味が口の中に広がる。

京都、半兵衛の麩。茶色の方が栗、緑が蓬が入ったもの。甘味の強い八丁味噌とけしの実で香ばしくいただく。

ふわっとしているが、しかし歯ごたえもある。何とも不思議な食感。出来上がった湯葉を引き上げるのも楽しい。

伊豆大島産にがり、国産大豆100%絹豆腐を紙鍋で。柚子胡椒、藻塩、割り醤油などお好みで。豆乳の出汁もぜひ。

胡麻おぼろソース。野菜はエンダイブ、パプリカ。お口直しの感覚で、さっぱりといただける一品。後ろは汲み上げ湯葉。

山芋と豆腐の天ぷら。大葉と干しエビがアクセントになっている。これに葛きり、舞茸、菊菜、蓮根の天ぷらを添える。

白和えはカキの甘みとアボカドのねっとり感、そこに松の実の香ばしさがあいまって酒が進む品。黒ゴマのおぼろ豆腐。

近藤豆腐店の人気商品、ひろうすを使った炊き合わせ。甘辛い出汁が染みている。つけ合わせは大根とさつまいも。

ご飯物は奈良の名物になりつつある黒米入りご飯(都祁産)と柚子入りにがり絹豆腐のお吸い物。ここに香の物でシメ。

豆乳入り柚子ゼリー。デザートまで豆腐。ここまでくるとお腹いっぱいで、本当に豆腐を堪能したという気分に浸れる。
奈良町豆腐庵こんどう (豆腐料理・湯葉料理 / 京終駅、近鉄奈良駅、奈良駅)