近鉄奈良駅から北西の住宅街の一軒。ざるを大盛りで頼むと2種類に分けて出される。この日の蕎麦は北海道産のひきぐるみ(右)と茨城産の更科(左)。味の違いを楽しめて蕎麦好きにはうれしい出し方だ。冬限定の温かい蕎麦は少し太めの麺でパスタのアルデンテを想わせる。ミニ天丼は300円。入荷すれば辛み大根なども出す。味、雰囲気(普通の家を改装)ともにかなりおすすめの店。
住所 | 奈良市北市町51-4 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-26-8000 | ||
営業時間 | 11:30~14:30 (売り切れまで)予約で夜営業 | ||
定休日 | 火・木曜日 | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ |
【店舗外観・店内・メニューなど】
【その他のメニュー】
冬は温かいそばがあるが、基本は冷たいそばのみ。ざるの他にぶっかけが数種類。ざっくりとした喉ごしが楽しい田舎そば、風味豊かな常陸秋そば、コシがしっかりとした三日月町のそばから選ぶことができる。丁寧に仕事されたそばはどれも絶品。

甘味・風味・のど越しのいい田舎そばで。天ぷらは海老、蓮根、さつまいも、ししとう、しいたけ。

コシの強い、のど越しがいい三日月町そばで。梅、おろしのぶっかけでさっぱりと。

コシのある三日月町のそばにとろろを合わせていただく一品。大盛りは300円増し。(09.1)

冬になるとやはり食べたくなるのがこの一品。鴨の出汁がつゆに溶けて何ともいえない滋味を醸し出す。

海老2匹、蓮根、舞茸、インゲンの天ぷら。さくっと揚がった天ぷらはそのまま食べても、そばに入れてもよし。

温かいそばはすぐにのびない常陸秋そばを選ぶ。スッキリとした出汁でいただくそばは冬限定。
【そば処「和」夜のコース】
これだけついて3000円(酒を除く)、しかもお造りを省くと2500円。お昼にそばを食べたときに、夜のコースについて聞いてみたところ、店主は原価率をほとんど無視した料理を出しているので、お客さんはたくさん来てくれているが、なかなかもうからないという。それなら、と行ってみたが、確かにこれはすごい。ここの店主はサラリーマン時代に食べ歩いた経験を元に料理を作っているということで、いわゆる料理店での修行がほとんどない。なのにこのセンス。確かにそんなに高い食材は使っていないかもしれないが、手作りにこだわったそれぞれの料理は心がこもっている。蕎麦の実をつけ込んだ焼酎はとろっとした味わいで、そば湯で割って飲む。予約しないと夜は営業しないということだが、ほぼ毎日予約が入っているとのこと。そのうち予約の取れない店になるかもしれない。(09.1)
左上から・そば揚げ物/ほうれん草おひたし・ささみ白焼梅肉・あおりいか明太子和え/辛み大根おろしそば(常陸秋そば、茨城産)/夏野菜煮浸し、鬼おろし添え/お造り三種盛/牛舌、オクラ、根菜、味噌スープ仕立て/帆立貝おすまし/田舎挽きぐるみ(幌加内産、九一打ち)/揚げ物海老、野菜四種/そば入り焼酎/日本酒/デザート、柚子シャーベット(04.5)