市内循環、瓦町バス停前、イタリア語で 「鹿」 という名の店。メニューは月替わりのおまかせコースのみ (アレルギーや嫌いなものは聞いてくれる)。今回はランチから5000円のコースをいただいた。近くの農家から仕入れる野菜など旬の素材を使った料理はどれも丁寧に作られ、スパイス、ハーブなどの使い方にも驚きを感じさせる。駅から離れているのはここに来て食べてほしいから。和の趣を取り入れた店内は10席ほどで貸切のパーティも受け付ける。

地場野菜のバーニャカウダ(3種類のソース)。チコリ、蕪、サラダ茄子など生の野菜が12種類。

昆布締めした淡路産の鱧を軽く炙って。ソースは細かく刻んだ野菜のガスパチョ風。丸茄子、鱧の出汁を使ったジュレ。

ビーツを練り込んだトロフィエ(手打ちパスタ)。縞瓜、恵比須カボチャ。吉野葛の紫蘇ソース。赤胡椒とボッタルガ。

クミンを練り込んだフィットチーネ。アラビアータ 。カジキマグロ、2色のパプリカ、オクラと共に。

そば粉のファルファッレ。仔羊ととうもろこしのソース。フォアグラのソテーのせ。一転してこっくりしたソース。

甘鯛の鱗焼き。口の中が切れそうなくらい パリパリの鱗の食感が楽しい。小松菜のソースにカボチャのピュレを添えて。

魚料理と肉料理の間に入る口直し。シチリア産のレモンを使ったグラニテ(シャーベット)。甘酸っぱい中にほろ苦さ。

大和ポークのグリルはジューシー。レーズンのソース。人参のピュレのオレンジ風味、万願寺唐辛子。クレソンを添えて。

フォカッチャは表面がカリッと。ハーブの風味。全粒粉パンは小麦の味がじんわりとする。タイミングよく供される。

白桃のコンポート、青梅のジェラート。トゥイル(薄い焼菓子)を割って。生のピスタチオ、ミントの爽やかな香り。

コーヒー、紅茶、カプチーノ、エスプレッソから選ぶ。満腹の胃に一杯のエスプレッソの苦みが染みわたる。
ドライフルーツ入りのパウンドケーキとメレンゲのお菓子。ほうじ茶は 「かりがね」 というお茶の茎の部分が入ったもの。
住所 | 奈良市西木辻町97-3 | ||
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地図 | |||
電話番号 | 0742-23-3213 | ||
営業時間 | 11:30~14:00 18:00~21:00 | ||
定休日 | 水・第2・4木曜日 | ||
駐車場 | 有 | ||
ホームページ | http://www.cervo-cucinaitaliana.com/ |